- 2024年11月-2025年1月実施「製品開発についての調査」
- 訪問ありがとうございます。ご回答頂ける方は下記のリンクからお願い致します。(1/10まででお願いしていますが、遅れても大丈夫ですのでご回答下さい。)
2024年度調査のページは、こちら
2024年度調査の送付状に同封した内容です。
関係者 各位 2024年11月25日 慶應義塾大学商学部 教授 濱岡 豊
「製品開発ついての調査」への協力のお願い
貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。 さて、慶應義塾大学商学部 濱岡研究室では、日本企業のイノベーションのマネジメント、製品開発の研究を行っています。その一貫として、アンケート調査を2006年から実施しています。2007度からは文部科学省の科学研究費の助成を受け、上場製造業を対象として「製品開発に関する調査」「研究開発に関する調査」を行って参りました。2016年度からは、これら調査を交互に隔年で行うこととする一方、対象を非上場企業にも広げることとしました。今年度は「製品開発についての調査」を、上場、非上場製造業1000社の皆さまにご回答をお願いしております。
あなた様につきましては、ダイヤモンド会社名鑑から製造業の商品開発もしくは研究所の部門長以上という条件で選ばせていただきました。他に適切な方がおられましたら、代わりにお答えいただいても構いません。 統計的処理した結果のみを報告し、企業名が識別されることはありませんので、皆様にご迷惑をおかけするようなことはございません。
単純集計は今年度末にまとめる予定です。ご希望の方には、その概要をメールで、ご案内させていただきます。なお、過去に集計結果について、希望された方にメールで送信いたしましたが、エラーで未到達となってしまった方もおられます。お手数ですが、ページ下部のURLからご覧下さい。 ご多忙中の所、誠に恐縮ではございますが、ご協力の程よろしくお願いいたします。分析の都合上、2025年1月10日までに、添付した調査票に記入し返送をお願い致します。なお、URLリンク先からオンライン回答して頂くことも可能です。何卒、ご協力のほどお願い申し上げます。 以上よろしくお願い致します。
日本企業の製品開発力については、自動車業界を対象とした Clark and Fujimoto (1991),事例調査およびアンケートによって業種間での比較を行った藤本 、安本 (2000)、さらに顧客志向に注目した川上 (2005)などがある。また、ヒット商品の開発プロセスやブランドマネジメントについて調査した民間の調査結果もある[日経産業消費研究所 (2002, 2003)]。これらは主に開発プロセスに注目したものである。一方で、開発された製品の日本市場における成功については、Edgett et al. (1992)の日英での国際比較、Song and Parry (1997a,1997b)のアンケート調査がある。 これらの研究は、それぞれ開発プロセスおよび、導入後のマーケティングについて注目しており、これらを統合した研究は筆者の知る限り存在しない。また、これらの研究における定量的な調査は、単発で終わっており、時系列での比較ができない状況である。このため、日本では「新製品の成功率が低い」「近年、顧客が見えなくなった」という言葉は聞くものの、それを裏付ける客観的なデータがない状況にある。さらに近年は、企業内での製品開発だけではなく、ユーザーからのイノベーション(von Hippel 1988, 2005)、企業外部のサプライヤー、取引先、大学などからの知識を利用したオープン・イノベーション(Chesbrough 2003)、さらには消費者と企業の相互作用を中心とした「共進化マーケティング(濱岡 2002)」といった、よりオープンな製品開発が注目されている。 このような背景のもと、本調査は、日本企業の研究開発、製品開発から市場における製品のパフォーマンスに至る総合的なデータを蓄積し、その変化の動向を把握することを目的とする。このようなデータは米国では事業部を対象として、市場でのパフォーマンスについて継続調査しているPIMSがある。本調査は継続して行うことを企図しており、総合的に項目を設定してある。[この文章のリファレンスは下記の張也ら(2007)を参照下さい)。]
- 2007-2010,2011-2014, 2015-2018年度、科学研究費・基盤研究(C)、2019-20慶應義塾大学学事振興資金を助成頂きました。ご回答頂いた皆さまにも感謝します。
- 2020年はコロナ対策としてインターネット調査としました。
- 二つの調査の特徴
- 製品開発についての調査
- ユーザーイノベーションに関する項目を含む。年度によって、ラディカルイノベーション、disruptiveイノベーションについての項目も含む。
- 研究開発についての調査
- 海外R&D,オープンイノベーションに関する項目を含む。
- オープン・イノベーションについての国際比較
- 2011年に日韓の中小企業を対象として行った(非上場メーカー中心)。
- いずれも2007-2014年は上場メーカーを対象に毎年実施しました。2015年からは非上場企業を加え、交互に隔年で行っています(2015年、2017年、2019年:研究開発、2016年、2018年、2020年:製品開発)。
2023年度調査(研究開発)
- 濱岡 豊(2024)「研究開発についての調査2023 17年間の変化と単純集計結果」『三田商学研究』, Vol.68, No.,掲載予定 ドラフト版pdf
2022年度調査(製品開発)
- 濱岡 豊(2023)「製品開発についての調査2022 16年間の変化と単純集計結果」『三田商学研究』, Vol.67, No.,掲載予定 ドラフト版pdf
- 濱岡 豊(2023)「日本企業の製品開発:16年間の継続調査より: ユーザー・イノベーションを中心に」研究・イノベーション学会 第37回年次学術大会(オンライン), Oct.29 (オンライン開催) 講演要旨pdf プレゼンテーション資料
2021年度調査(研究開発)
- 濱岡 豊(2021)「研究開発についての調査2021 15年間の変化と単純集計結果」『三田商学研究』, Vol.66, No.,掲載予定 ドラフト版pdf
- 濱岡 豊(2022)「日本企業の研究開発:15年間の継続調査より: オープン・イノベーションを中心に」研究・イノベーション学会 第36回年次学術大会(オンライン)、Oct.31 (オンライン開催) 講演要旨pdf プレゼンテーション資料
2020年度調査(製品開発)
- 濱岡 豊(2022)「日本企業におけるオープン/ユーザー・イノベーションの動向 15年間の継続調査より」日本マーケティング・サイエンス学会、関西学院大学/ハイブリッド、2022年6月11日 プレゼンテーション資料pdf
- 濱岡 豊(2021)「COVID-19パンデミックが製品開発プロセス・成果に与えた影響」研究・イノベーション学会 第36回年次学術大会(オンライン)、Oct.30 (オンライン開催) 講演要旨pdf
- 濱岡 豊(2021)「製品開発についての調査2020 14年間の変化と単純集計結果」『三田商学研究』, Vol.65, No.,掲載予定 ドラフト版pdf
- 非常事態に関する設問を設定しました。これに関する集計(速報)を公開しました。
2019年度調査(研究開発)
- 濱岡 豊(2020)「研究開発についての調査2019 13年間の変化と単純集計結果」『三田商学』, Vol.64, No.3,掲載予定 原稿pdfはこちらから
2018年度調査(製品開発)
- 郷香野子、濱岡 豊(2019)「製品開発についての調査2018 12年間の変化と単純集計結果」『三田商学』, Vol.63, No.3,掲載予定 原稿pdfはこちらから
2017年度調査(研究開発)
- (関連研究)
- Hamaoka, Yutaka (2018)"Innovation Pattern and Determiners of Innovation in African and Asian Countries," The Africa Academy of Management 4th Biennial Conference, Addis Ababa University, Ethiopia, Jan. 3-6, 2018, (abstract accepted for poster) (ポスターpdfはここから)
- 濱岡 豊(2017)「Bottom of Pyramid諸国におけるイノベーション」日本マーケティング・サイエンス学会、電通ホール、2017年12月3日 (プレゼンテーション資料pdfはここから)
2016年度調査(新製品開発)
- 郷香野子・濱岡 豊(2017)「日本企業のマーケティング・サイエンス:志向、実践と成果:10年間の調査結果から」日本マーケティング・サイエンス学会、慶應義塾大学、2017年6月18日 (配布資料pdf)
- Hamaoka, Yutaka (2017)"Marketing Science in Japan: Findings from 10 Years Longitude Survey" Informs Marketing Science Conference, Los Angels, USA, 8-11 June. (プレゼンテーション資料pdf)
- 郷香野子、濱岡豊(2017)「製品開発についての調査2016 10年間の変化と単純集計結果」『三田商学』, Vol.60, No.2,掲載予定 原稿pdfはこちらから
- (関連研究)
- 王皓莹,廖舒忻,丁建平,濱岡豊(2016)「エジプト企業のイノベーションと生産性の規定要因:世界銀行企業データの分析より」『三田商学』, Vol.59, No.2, pp.51-73 pdfはここから)
2015年度調査
- 2015年度から研究開発についての調査、製品開発についての調査を隔年で行うこととしました。ただし、調査対象に非上場企業もふくめることとしました。
- 研究開発についての調査
- 郷香野子、濱岡豊(2016)「研究開発についての調査2015 9年間の変化と単純集計結果」『三田商学』, Vol.59,掲載予定 原稿pdfはこちらから
- Hamaoka, Yutaka (2017)"How Open Innovation Evolved?" ISPIM Innovation Forum, Toront, Canada, 19-22 Mar.(準備中)
2014年度調査
- 製品開発についての調査
- 郷香野子、濱岡豊(2015)「共進化マーケティング4.0」『日本マーケティング・サイエンス学会』(12月11日、電通ホール) ユーザーイノベーションに注目した分析 プレゼンテーション資料pdfはこちらから
- 郷香野子、濱岡豊(2015)「製品開発についての調査2014 8年間の変化と単純集計結果」『三田商学』, Vol.58, No.3, pp.掲載予定 原稿pdfはこちらから
- 郷香野子、濱岡豊(2015)「日本企業の製品開発の動向: 8年間の時系列調査の結果より」『研究・技術計画学会』(10月11日、早稲田大学) 要項pdfはここから
- 研究開発についての調査
- 郷香野子、濱岡豊(2015)「研究開発についての調査2014 8年間の変化と単純集計結果」『三田商学』, Vol.58, No.1, pp.掲載予定 原稿pdfはこちらから
- 郷香野子、濱岡豊(2015)「日本企業の研究開発の動向: 8年間の時系列調査の結果より」『研究・技術計画学会』(10月11日、早稲田大学) 要項pdfはここから
2013年度調査
- 製品開発についての調査
- 尤若安、濱岡豊(2014)「製品開発についての調査2013 7年間の変化と単純集計結果」『三田商学』, Vol.57, No.2, pp.掲載予定 原稿pdfはこちらから
- Hamaoka, Yutaka (2014)"What are the Determinants of Inbound and Outbound Open Innovation Performance?" The first World Open Innovation Conference,Napa Valley: USA, Dec. 4-5, 2014, (abstract accepted for oral presentation) (プレゼンテーション資料pdfはここから)
- 濱岡 豊(2014)「ラディカルイノベーション発生の規定要因:理論と実証」『研究・技術計画学会』(10月18日、立命館大学びわこ・くさつキャンパス) 要項pdfはここから プレゼンテーション資料pdfはここから
- 研究開発についての調査
- 濱岡豊(2014)「研究開発についての調査2012 6年間の変化と単純集計結果」『三田商学』, Vol.56, No.1, pp. 原稿pdfはこちらから
- オープン・イノベーションについての国際比較(2011年日韓調査の詳細分析)
2012年度調査 11月実施
- 製品開発についての調査
- 濱岡豊(2013)「製品開発についての調査2012 6年間の変化と単純集計結果」『三田商学』, Vol.56, No.2, pp. 原稿pdfはこちらから
- 研究開発についての調査
- 濱岡豊(2013)「研究開発についての調査2012 6年間の変化と単純集計結果」『三田商学』, Vol.56, No.1, pp.掲載予定 原稿pdfはこちらから
2011年度調査 11月実施
- 研究開発についての調査
- 濱岡豊(2012)「研究開発についての調査2011 5年間の変化と単純集計結果」 ワープロ版(カラー)pdfはここから 論文誌掲載版(白黒)pdfはここから
- Hamaoka, Yutaka (2012)"What are determinants of Open Innovation Performance?" 12th International Conference of ISPIM, Barcelona, Spain, 17-20 June. (研究開発調査のデータを用いてinbound, outboundオープン・イノベーションのパフォーマンスの規定要因を分析したもの)プレゼンテーション資料pdf 論文pdf
- 2007-2010年度まで科学研究費を交付頂きました。
2010年度調査 11月実施
- 研究開発についての調査
- 濱岡豊(2011)「研究開発についての調査2010 4年間の変化と単純集計結果」 pdfはここから
- 製品開発についての調査
2009年度調査
- 研究開発についての調査
- 濱岡豊(2010)「研究開発についての調査2009 3年間の変化と単純集計結果」pdfはここから
- 製品開発についての調査
- 濱岡豊(2010)「製品開発についての調査2009 3年間の変化と単純集計結果」pdfはここから
- 共通
- 濱岡豊(2010)「日本企業の研究開発/製品開発の動向: 3 年間の時系列調査の結果より」『研究・技術計画学会』(10月9-10日、亜細亜大学)(上記二つのサマリー)pdfはここから
- Hamaoka, Yutaka(2010)"Antecedents and Consequences of User Innovation", User and Open Innovation Workshop, 2-4 August, Sloan Management School, Massachusetts Institutes of Technology, Cambridge, USA.プレゼンテーション資料pdfはここから
- 3年間のNPD調査結果をプールして、ユーザーイノベーションの規定要因を分析したもの。
- 濱岡 豊(2010)「イノベーションのオープン化の動向2.0」『日本マーケティング・サイエンス学会88回大会』(11月27日、電通)pdfはここから
2008年度調査
- 研究開発についての調査
- Hamaoka, Yutaka(2009)「Assymmetry of Inbound and Outbound Open Innovation」Beyond the Dawn of Innovation (BDI) Conference, Finland (June 16,2009) プレゼンテーション資料pdfはここから
- 陳,ケイ雅恵,濱岡豊(2008)「研究開発についての調査2008 単純集計結果」pdfはここから
- 製品開発についての調査
- 濱岡豊(2010)「V.消費者の創造性を前提とした企業の対応」「マーケティングにおける創造性の研究: 消費者/コミュニティの創造性を中心に」『平成20年度 吉田秀雄記念財団助成研究(2年間の継続研究)』
- 尤若安(2010)「顧客参加が製品開発パフォーマンスに与える影響」慶應義塾大学大学院商学研究科 修士論文
- 尤若安, 石塚慧,濱岡豊(2008)「製品開発についての調査2008 単純集計結果」pdfはここから
2007年度調査
- 研究開発についての調査
- 李佳欣、濱岡 豊(2008)「研究開発についての調査2007 単純集計結果」pdfはここから
- 製品開発についての調査
- 馬雅瑾、紀曉頴、濱岡 豊(2008)「製品開発についての調査2007 単純集計結果」pdfはここから
- 李佳欣、馬雅瑾、紀曉頴、濱岡 豊(2008)「イノベーションの源泉の規定要因 情報の粘着性仮説の再検討」『日本マーケティング・サイエンス学会83回大会』(6月22日、大阪府立大学)pdfはここから
2006年度 2つの調査を行いました。
- イノベーションと製品開発に関する調査
- 張也, 森岡耕作, 佐藤和興, 林夙宣, 結城祥, 濱岡 豊(2007)「イノベーションと製品開発に関する調査 単純集計結果」pdfはここから
- 濱岡豊(2006)「日本企業のイノベーション・製品開発・ブランドマネジメントの動向」『日本マーケティング・サイエンス学会冬季大会』(11月25日、青山学院大学相模原キャンパス)pdfはここから)
- 濱岡豊(2007)「オープン・イノベーションの成功要因」『研究・技術計画学会』(10月27日、亜細亜大学)pdfはここから)
- Hamaoka(2007)"Antecedents and Consequences of Open Innovation", Informs Annual Meeting, November, Seattlepdfはここから)
- グローバルな研究開発とマーケティングに関する調査
- 張育菱, 高田英亮, 濱岡 豊(2007) 「グローバルな研究開発とマーケティングに関する調査 単純集計結果」pdfはここから