ミクロマーケティング各論(製品開発論)
Product Development
講義要目


『意義と目的』
 毎年、多くの製品が開発され投入されている。しかし、それらの中で成功する製品は、極めて少ない。いわゆるロングセラーになるものは、さらに限られる。なぜ、その製品が成功したのか?マーケティング戦略、運、トレンドをつかんだ、技術など様々な要因がそれは作用している。この授業では、マーケティングにおいて4Pの一つとしてとらえられている「製品」について、特に「開発」する段階に注目する。そこで行われている様々な考え方や手法について紹介する一方、ケースメソッドや、製品開発プロジェクトなどを通じて、それを体得することが目的である。なお、便宜上、「製品」という言葉をあてるが、製品のみならずサービスについても可能な手法について紹介する。


『項目』
 概ね以下の項目に沿って授業を進める。

I 製品マネジメントプロセス

・製品マネジメントプロセスの全体像
・製品開発プロセスの位置づけ


II 製品開発の各段階

・マーケティング戦略の策定
・ニーズの識別
・アイディア・コンセプト創造
・コンセプトのテスト
・製品の設計
・マーケティング計画の策定
・市場導入
・ライフサイクル・マネジメント

III さまざまな製品開発
・ローテク市場とハイテク市場
・技術主導とニーズ主導
・製品とサービス
・大企業と小企業

IV 成功する製品のマーケティングと開発
・成功した製品とは
・成功とマーケティング、開発
・製品開発と組織
『テキスト』
 特になし。濱岡のホームページから資料をダウンロードすること。
 http://www.fbc.keio.ac.jp/~hamaoka
『参考文献』
 上記参照。

『成績判定の方法』
 以下の配分で成績評価を行う。なお、60%以上の評価を得ない者には単位を与えない。
  ケース演習レポート(2回) 15%
  製品開発プロジェクト 25%
  小課題             5%
  期末試験 45%
  講義での発言 10%

『学生への要望』
 ケースメソッドや開発プロジェクトなど、クラスへの積極的な参加ができる者のみ履修すること。

以上
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