今回分 講義への意見・質問
→大抵謝礼を支払います。場合によって違いますが、このような面倒な場合には〜5000円程度なのでは?
Q:Assessorモデルはよく使われるものなのか?他の事例も見てみたい。
→米国では1500件、日本でも500件くらいは使われているということですが、その細部は企業秘密のベールにおおわれています。
Assessorではないですが、下記のケース集には、他のモデルの例もでていたように思います(下記に含まれている、ヨープレイトのケースではBASESというのが使われている)。
Dolan, Robert J.(1993)Managing the New Product Development Process; Cases and Notes, Addison-Wesley: MA
また、下記の本はSTMについて書かれた本です。事例もいくつか出ているほか、いろんなモデルの比較もされています。
Clancy, Kevin J., Robert S. Shulman, and Marianne Wolf(1994)Simulated Test Marketing: Technology for Launching Successful New Products, NY:Lexington Books,
Q:内容が興味深かった。すべてのことがつながっているのだと実感した。
→講義で、いろいろな手法を紹介しましたが、それらは結局マーケティング課題を解決するために使われるという点において共通しています。
Q:資料があってわかりやすかった。
Q:多くの製品が現われては消えていくということが表をみてよくわかった。
→あなたがマーケターになったら、なるべく私たちの心と市場にのこるようなものをつくって下さい。消えてもよいから次の新製品の開発にはその経験を活かして下さい。
Q:計算式が難しかった。
Q:説明についていけなかったので、復習したい。
→考え方がわかればよいです。復習すればわかるようになるでしょう。
Q:発言についての評価が厳しいのでは。自分/最大の人 では一人だけ高い人がいただけで、他の人の得点が一気に下がってしまう。
Q:自分の現状をみて落ち込んだ。
Q:単位取得基準がちょっと厳しいのでは?
→それだけ発言を重視しているということです。
マーケティング上の(他にも通じるが)問題を発見、解決するためには以下のようなプロセスを経る必要があるでしょう。この中で、日本人に欠けているのは「自分の考えを表現する」ということなのでは?
問題を発見する×その答えを考える×自分の考えを表現する×他者とコミュニケーションしながら解決策を練り上げる×実行する
いい考えをもっていても、それを表現しなければなんにもなりません。本当のケースメソッドでは、書かれたレポートは提出させず、発言のみで評価されます。本来ならばそうする方がよいのかもしれません(その方がレポートの採点という面倒な業務からも開放される)。それを考えると、15%というウエイトは妥当でしょう。
発言の機会は無数に与えられているのですから、機会を捕らえて発言するという技能の開発にも役立てて下さい。