今回分 講義への意見・質問



1)講義の内容について
Q:花王の成功にはイメージ(キャッチコピー、CF)がもっとも重要だったと思うがどうか?

→実験室の実験ではないのですから、どの要因がきき、その中で、どれが「もっとも」 重要かを判断することはできないと思います。

 しかしながら、組織、リサーチ、戦略のどれが欠けても成功はあり得なかったでしょう。

 マーケティング(ミックス)はかけ算で効くという考え方を知っていますか?

 

 消費者が広告でブランドを認知し、買いたくなり、店に行って買うという単純な例について、考えてみましょう。認知率を70%、購入意図率を80%、配荷率(ブランドを扱っている店の割合)を70%と計画したが、それぞれ実際には計画よりも20%ずつ低いレベルしか得られることができなかったとします。すると、最終的な成果は計画の1/2にもみたなくなります。

      認知率× 購入意向×配荷率

  計画  0.7  × 0.8  ×0.7     =0.392

  実際  0.5  × 0.6  ×0.5     =0.150

Q:なぜ日本の企業はリサーチ結果を蓄積していないのか?


→ あいまいにして責任を問わない、もしくは個人の責任にしてしまって、どこかに飛ばして終わり、というのが、日本的経営の一つの特徴なのですかね?それではいかんと思うのですが。






2)講義の進め方について
Q:Q2リサーチの位置づけということについての答え方がわからなかった。Q2の市場導入とはどこからどこまでかがわかりにくかった。

Q:レポートの問題を間違えたので発言できず残念。
→ 他の人は大体わかっていたようです。不明な点はあらかじめ質問を。



Q:前回出席していなかったのでついていくのがやっと。
→それがわかったのならば、出席するようにすればよいでしょう。




Q:ケースに対しての濱岡の明確な答えが欲しかった。学生の意見が飛び交っていたのはよかったが、まとまりに欠けた。
→いちいちQ1の答えは.....、Q2の答えは...と教員に教えてもらわないと安心できないという、受験勉強的な発想からは脱出すべきなのでは?

 以下の意見からみても、ケースをする目的は、ほぼ達成されているように思いますしね。



Q:実際のケースを参考にして学ぶと非常にわかりやすくて理解が深まった。

Q:他の人の意見を聞くのは非常に面白い。

Q:ケース演習は大変だがとても楽しい。

Q:始めてのケース課題だったので緊張した。

Q:マーケティングリサーチの大切さが理解できた。ケースは興味深い。

Q:初めてのケース演習だが、いろいろ自分で考えられるので面白い。

Q:様々な意見を聞くことができてとても勉強になった。

Q:講義のもっていきかたがよい。生徒の意見を全面否定したりしないので、発言も活発になる。
Q:具体的なケースを取り上げたのでリサーチの具体性がよくわかった。できれば、ライオン、p&gとの比較も知りたかった。

→そう思ったら自分で調べてみて下さい。

 日本の企業はケーススタディされることに慣れていないので、調べるのも大変でしょうが。

Q:次回からは発表したい。 Q:次回のケースに力を入れる。

→ そうして下さい。





3)その他





講義のページへ