ミクロマーケティング各論(マーケティング意思決定論)
 10/24日分講義への意見・質問



1)講義の内容について
Q: テキストを見たときは数式が多くて分からなかったが、説明を聞いたらよく分かった。lossとgainにわけるという話は興味深かった。



Q: プロスペクト理論に興味をもった。本当に売りたいモデルの下におとり商品を置くというのが納得いかなかった。エアコン、カーステなどを置かないモデルを置かなければ、その上の上のモデルを買ってもらえるのでは?

 上の上(高級:高いので買う人は少ない)

 上(中級:もっとも買ってもらいたいボリュームゾーン)

 下(おとり)


 この理論によると、その上の上を買ってもらいたければ、おとりをなくして、上の上にさらに高級なものを置けばいいのではないでしょうか。

 上の上の上

 上の上

 上

 ただし、上の上ブランドがあまりに高価だと購入されにくくなってしまうでしょう。

Q:TVショッピングで「今なら1つおまけで2つで10000円」というのは、フレーミング効果を狙っているのか?

→そうともいえますし、gainは分けろと言う心理的勘定の理論を活用しているものともいえるでしょう。



2)講義の進め方について



Q:消費者行動論の勉強になってよかった。

Q:販売後行動についてはゼミでも扱っていて面白かった。
Q:精緻化見込みモデルなどのモデルについても紹介してもらいたい。
→ 精緻化見込みモデルは、広告効果を考える際によく使われるモデルですから、そこで紹介する予定です。


Q: 消費者の行動モデルを用いてビジネスゲーム、シミュレーションなどができないかと考えてしまう。
→ 企業と消費者それぞれをモデル化したシミュレーションをして、どのような現象が観察されるかという人工生命的な研究をしようと思っています。


Q:企業名を具体的に挙げるともっとわかりやすい。
Q: 具体例が多く、とてもわかりやすかった。

2)講義の進め方について
Q: 心理的勘定のところは簡単に流しても良かったのでは?キャッシュバックというのは割合は低くてもうれしいものである。

Q: 講義は非常にわかりやすかったが、意思決定モデルの方に時間を割いたほうがよかった。

→意思決定モデルについては、多分「消費者行動論」の方でより詳細に講義されていると思いますので、こちらでは最低限にしておき、個人的にも心理的勘定の方に興味があるので力点をおいて説明しました。

Q: ケースと比べて沈滞したムードだった。
→残念ですね。







3)その他
Q: 経済学では説明できないところにマーケティングの面白さがあるが、重要なのは、そのことをマーケティングにどう活かしていくかだろう。
→ 活かしていって下さい。





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