ミクロマーケティング各論(市場調査論)
 06/13日分講義への意見・質問



1)講義の内容について


Q:ゼミで因子分析をしていたが、その理論的背景がわかってよかった。
→ それはよかったですね。


Q: 因子分析がわかりにくかったのでもう一度説明して欲しい。

Q:p.80 表5.3の数字は(x=af+eの)aの値なのかfの値なのかわからない。その値はどのように出したのかがわからない。変数と因子の関係がよくわからない。Q:因子負荷量の求め方がわからない。
→観測される変数xと因子fとの関係は次のようになっています(x=af+e。eが誤差)。

 

 観測される変数1=a11因子1+a12因子2+...+誤差1

 観測される変数2=a21因子1+a22因子2+...+誤差2

......

 どのように算出するかは線形代数の知識が必要になりますので、皆さんにわかってもらう必要はありません。興味がある人は下の本を参照にして下さい。

 本多正久、島田一明(1977)『経営のための多変量解析法』産業能率短期大学出版部


Q: 算数と国語の点数が二つの因子で、それが集約された形で知能が算出されるというのはわかったが、「機能的」というのは何の因子と因子が集約されて出てきたのですか?
→ 算数と国語の点数は二つの「観測される変数」であり、それらの背後に共通してある「観測されない因子」が抽出されたのです。

 機能的というのは、「観測される変数」であり、表の3つの因子と誤差からなっています。「機能的」など9個の変数を因子分析することによって、(それらの情報を集約した)3つの因子が抽出されたわけです。

 機能的=-.459因子1+.635因子2+.1045因子3+誤差



2)講義の進め方について
Q: プリントがよくまとまっていて、よい。
→ どうも。


Q:早めに試験の準備をしたいので、試験について来週話して欲しい。
→試験の何について話して欲しいのでしょうか?


Q: 丁度良い情報量だった。

Q: もっと講義のスピードを上げて欲しい。t検定を説明している場合ではない。
→ そうしましょう。

Q:t検定が難しかった。
→最終的な見方だけは理解して下さい。




3)その他



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