ミクロマーケティング各論(市場調査論)
05/02日分講義への意見・質問
1)講義の内容について
Q:とにかく出してみて、よさそうなのを残すという方法で成功しているゲームメーカーもある。
→ゲームソフトのように、開発コストは別にして、流通コストが低い場合には、そういうこともあり得るかも知れませんが、何でも出すということはできないでしょう。
前に出たときに、そういう例を紹介してくれれば、もっと面白いディスカッションができたでしょう。
Q:成功例だけではなく、失敗事例も知りたい。
→失敗例が公開されることは少ないのですが、(米国での)コカコーラの味の変更の例は有名でしょう。
→ペプシに追い上げられたため、味を甘く変更した。味覚テストではペプシよりも、また変更前のコカコーラよりも良好な評価を得たにも関わらず、マスコミや消費者から反発されて、新コークだけではなく、もとのコーラをクラッシックコーラとして再販売せざるをえなくなったということです。
これについては、次の論文、本を読んでみて下さい。
Gelb, Betsy D. and Gabriel M. Gelb(1986),'New Coke's Fizzle Lessons
for the Rest of US ',Sloan Managemnet Review,,Fall,pp.71-76
Oliver, Thomas(1986),The Real Coke, The Real Story,Random House(仙名紀訳『コカコーラの英断と誤算』早川書房,1986年)
Q:コンピュータを利用してホームページを使ったマーケティングリサーチができそう。
→どのようにすれば良いでしょうか?そのメリットは?
Q:ここまで徹底的にする企業はどれくらいあるのか? このリサーチにどれくらいの費用がかかっているのか?
リサーチを簡略化するには、どうすればよいのか?
→花王はかなり極端な例かも知れません。全体での費用はわかりませんが、グループインタビュー1グループ20万円、会場に集めて回答させる広告テストや製品テストだと参加者への謝礼込みで1万円×サンプル数といった感じでしょうか?
Q:「活」のつもりが「喝」と板書されていたが、それも悪くないと思った。
→間違えましたすみません。
2)講義の進め方について
Q:興味深かった。Q:授業の雰囲気がいい。Q:大変面白かった。みんなが活発で楽しかった。Q:盛り上がって充実して楽しかった。Q:意見が活発に出て良かった。
Q:いろいろな意見があることがわかって楽しかった。ブレーンストーミングは重要だと
感じた。例を挙げて学習したのでより一層、理解が進んだ。 Q:マーケティングリサーチの実態を知ることができて良かった。
Q:はじめてのレポートで何をかいていいかわからなかったが、みんなの話が参考になった。Q:発言が多くて面白かった。Q:今年の学生は昨年よりも活発。レポートも大変だが、やりがいもある。
Q:同じ設問でもいろんな回答が聞けて面白かった。Q:自分とは異なった意見を聞くのは面白い。
→教員の話を一方的に聴くという講義をする時代ではないでしょう。これからの時代に必要になるのは記憶力ではなく、思考力/伝達力でしょうから。
Q:ディスカッションしやすいように席を前の方に集めて欲しい。
→自主的に集まって欲しいものですね。
Q:とりあえず、花王はすごいと感じた。リサーチ方法を三田祭に活かしたい。Q:MRの手法を学べてためになった。
→講義で聴くよりは自分でケースを読んで考える方が、さらには自分自身でリサーチをする方がより身につくし、興味もわくと思います。どんどん活用して下さい。
Q:どう回答して良いか困るものがあるので、設問の説明をして欲しい。Q:課題の定義をもっと明確にしてもらいたい。
Q:質問の意図が読みとりにくい部分があった。
→質問してくれれば答えますが、わざわざ設問意図まで、あらかじめ説明しようとは思いません。しかし、大部分の人・グループは、それなりの回答をしているようですから、私の設問もまんざら悪くはないのでは?
3)その他
Q:前で発表するのは緊張する。
→慣れて下さい。これからは自分が思考したことを相手に伝えることが重要になります。
Q:インターネットを見たら自分の意見が出ていて感動した。
→何かの参考にして下さい。
Q:聴くことを楽しんでいる。単位を取るのは目的ではないので課題などを出さないかも知れない。Dをつけるのだったら未受験にして欲しい。
→そうなのだったら登録せずに聴講だけにして下さいといいたいところですね。
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