ミクロマーケティング各論(市場調査論)
 4/25日分講義への意見・質問



1)講義の内容について

Q:あるテーマは、どのような2次データが得られるかが書かれたガイダンス的な資料は あるか?

→「広告についてのデータ源」のような、特定の問題についてはあるかも知れませんが、すべてのテーマについて、網羅されたような本はないでしょう。学校で習うような勉強とは違って、直接役立つ解答つき参考書などは入手できないと考えた方がよいでしょう。

Q:留置調査の例では系統的、ランダムエラーを明確に分離できたが、回帰分析などでの エラーもこのようににはっきりと分けることができるのか?

→回帰分析というのはつぎのようなモデルです。

 y=ax+b+e

 回帰分析では、eは独立な正規分布に従うランダムエラーと仮定しています。推定した結果を用いて、残差分析を行うことによって、この仮定が満たされているかをある程度検討することができます。



Q:グループインタビューは、問題について、何回ぐらい行われているのか?Q:グルインは何グループぐらいするべきなのか?まったく意見が異なってしま ったときはどうするか?

→1グループでやめる場合もあれば、10グループぐらいする場合もあるでしょう。低コストで生々しい声を聞けるというのがグループインタビューの利点ですから、この段階で多くのグループをすると、コストの面のメリットがなくなるでしょう。また、いくらグループを増やしても、面白い意見が出てこなければ意味がないわけですから、グループの数を増加させることにはあまり意味がないでしょう。

 意見が異なった場合には、追加のグループインタビューをして確認することもありますが、どちらが正しいかは定量的な調査で確認することになるでしょう。




2)講義の進め方についてハ

Q:プリントがとても分かり易く興味深い。Q:キリンシーグラムの例が分かり易かった。Q:具体例が出ると面白い。Q:具体例が示してあるリサーチが面白い。

→具体例が好きですね。

Q:はやく具体的な話が聞きたい。教室はもうすこし小さい方がよい。

→花王のケースを読むと具体的なイメージがわくでしょう。教室については変更します。

Q:池袋駅前でphsに関してアンケートを求められたことがあったが、そのまま無視して 通り過ぎたことがある。

→勉強のため答えてみるのもよいかもしれません。ただし、アンケートと称した押し売り、宗教などもあるので注意して下さい。

Q:情報量も多くなく、授業毎に内容をまとめやすい。 Q:先週の質問に答えてくれてありがとう。 Q:満足し

ている。

→ マーケティングリサーチを楽しんで下さい。



3)その他
Q:グループではなく一人でするつもりだが頑張る。

→楽しんで下さい。

Q:今までのマーケティングの授業とは違った実践的な内容で興味深い。

→今までどのようなマーケティングの授業を受けてきたのでしょうか?

Q:昨年度、マーケティング意思決定論を受講して、成績評価もフェアで、いい成績をも らって満足したので、この講義をとった。4年の春で忙しいが、できるだけ出席したい。

→ そうしてください。


Q:自分もゼミでマーケティングを研究しようと思っているので、今日の講義のようなことを自分の研究でも活用したい。

→活用して下さい。


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