データとの対話 




La Quinta ケース課題

○ケース

 Selecting Profitable Hotel Sites at La Quinta Motor Inns, Kimes, Sheryl E. and James A. Frrzsimmons(1990)"Selecting Profitable Hotel Sites at La Quinta Motor Inns,"Interfaces, Vol.20, No.2, pp.12-20

1.この事例での意思決定/分析の手順をまとめる。

2.回帰分析から判明した利益率の高低を決定する要因を挙げる?

3.このプロジェクトが成功した要因を挙げる。

4.回帰分析という手法を知らなかった場合、あなたならば、どのようにホテルの立地を決定するか?

5.回帰分析が適用できそうな商学における問題を3つ考える。


言葉の説明

correlation  相関:二つの変数の間の「直線的な関係」の強さを表す。

regression analysis  回帰分析:説明変数と被説明変数との間に、直線的な関係を仮定し、データにもっともよくあてはまるような直線を見いだす分析方法。

multicollinearity  多重共線性:回帰分析の説明変数間での相関が強いこと。このような場合、偏回帰係数が推定できなくなるという問題が生じる。  

例 y=αx1+βx2で、x2=x1のとき(つまり相関係数が1:完全に相関しているとき)、y=(α+β)x1となってしまい、二つの偏回帰係数α、βを識別できなくなってしまう。

condition number  訳は不明:多重共線性の強さを表す指標。この指標が5〜10程度の場合、説明変数間には弱い相互依存性があり、30〜100の場合に、中くらいないし強い相互依存性があることを示す。→La Quintaの場合、2.52なので、多重共線性の可能性は低い。

outlier  外れ値:他のデータと傾向が大きく異なっているデータのこと。

overfitting  よくわかりませんが、多分、回帰分析する際に、不要な変数を説明変数として入れすぎてしまうことだと思います。

t-test  t検定:二つの母集団の平均の差が有意に異なっているかを検定する方法。

exploratory data analysis  探索的データ分析:仮説をもたず、とにかくグラフ化することなどによって、データのもつ特徴を探りだとうという考え方、分析方法。