コンピュータ演習内容とsasプログラム

注意)

拡張子.sasとなっているものがSASのプログラム(Winのメニューでは.SASが表示されないかも)。



1.データの読み込み、チェック


ENSDAT1.txt 演習用のデータセット1。これがないと何もできない

ensread1.sas データを読み込んで永久データセットens.ensdat1を作成する。

注)3番(フリーダム)と7番(ネスカフェ)二つの広告への反応について欠損が全くないサンプルに限定する(有効でないサンプルはデータセットから除外してしまう)。
 評定尺度質問については、尺度を逆転させている(数字が大きいほど、その傾向が強い)。




2.単純集計をみる 単純集計表、記述統計、スネークプロット(データの前処理)


1)一つの変数の分布を見る
ensfrq.sas ノンメトリックデータについての単純集計表の作成
enshst.sas 評定尺度質問についてのヒストグラムの作成
ensunvr.sas 評定尺度質問について詳細な記述統計を計算する。
 
2)複数の変数を比較する
enssnk.sas 評定尺度質問をメトリックなデータと考えて、平均値からスネークプロット作成




3.二つの変数の関連性をみる  プロットと相関係数


ensplot.sas  広告への好意を縦軸、その他の反応を横軸にとってプロットしてみる。
enscorr.sas  広告への反応の全項目について相関係数を算出する。



4.広告への反応と広告効果との関係を分析する(重回帰分析、正準相関分析)


ensreg1.sas 「広告への好意」を従属変数として、これと相関が高い項目を順に入れて重回帰分析、正準相関分析する。



5.変数を集約する  因子分析


ensfaccm.sas 広告への反応を因子分析し、因子得点をつけたものを永久データセットens.ensdat1fに出力する(因子の変数名f_cm1〜6)。



6.広告への反応因子についての因子得点をもちいて回帰分析する(重回帰分析、正準相関分析)。


ensreg1f.sas 「広告への好意」を従属変数、広告への反応因子得点を説明変数として回帰分析する。



7.消費者を分類する(クラスター分析)


ensfacls.sas クラスターを作るためにライフスタイルなどを因子分析して、因子得点をデータセット ens.ensdat1lに出力する。 変数名はf_ls1
ensclush.sas クラスター数の見当をつけるために階層型クラスター分析。
ensclusn.sas 非階層クラスター分析を行い、クラスター番号を変数名clindxとして永久データセットens.ensdat1cに出力する(分割数2の場合を出力)。



(参考)
enscrss.sas  缶コーヒーの利用状況で分割するためにクロス集計表を作成する。
ensplot2.sas  クラスターの見当をつけるためにプロットする
ensreg2f.sas ライフスタイル因子によるクラスター毎に回帰分析。



8.他の広告と比較する(知覚マップの作成:因子分析、MDS)


ENSDAT2.txt 演習用のデータセット2
ensread2.sas すべてのデータ(ENSDAT1.txtとENSDAT2.txt)を読み込み。広告データについてのみ縦長に結合した永久データセットens.f_cmdtを作製(最終的に結合するので、欠損があるサンプルをdeleteしない))
ensfac2.sas 上のデータについて因子分析をし、因子得点をつけた永久データセットens.f_cmdtfを作製。各因子の平均値を縦横軸にとって知覚マップを書く。


(c)Yutaka Hamaoka