!!!論文のまとめ方について !チェックシートなど *参考書式 **[(word版:古いのでチェックシートも参照)|https://ytkhamaoka.sakura.ne.jp/pages/NOTE_SEMI/paper-style05.doc]) **先輩の書いたものや、(3年秋学期以降の場合)自分(たち)がこのゼミで書いたものも参考に。 *(重要)チェックシート **[2022-23年版|https://ytkhamaoka.sakura.ne.jp/pages/NOTE_SEMI/checksheet2022_23.xlsx] //**[2022-23年版|http://news.fbc.keio.ac.jp/~hamaoka/NOTE_SEMI/checksheet2022_23.xlsx] ***執筆前に必ず目を通し、それを意識しつつ書くこと。 ***提出前には自分でチェックして、論文とあわせて提出。 //*[参考書式(RTF版)|http://news.fbc.keio.ac.jp/~hamaoka/NOTE_SEMI/paper-style05.rtf]) //*[参考書式(html版)|http://news.fbc.keio.ac.jp/~hamaoka/NOTE_SEMI/paper-style05.htm]) !!0 大学での研究としての前提 *これまでの知見にプラスアルファする。 *その前提として、これまでの知見をまとめる。 **他者の意見を利用=引用することは問題ない(正しく引用されていれば)。 **事実、他者の意見と自分の意見、考察を明瞭に区別する。 ***正しく引用する(「 」で区別。および出所の明示。引用は数行程度の範囲)。 ***引用方法が正しくない場合は「剽窃」として厳しい罰則が与えられる。 ***例)学生だと放ゼミ、カンニングと同等扱い。教員がするとクビ。 **自分が読んでいないものを参考文献にリストしてはいけない。 *根拠を明示 **事実や文献については、他の人(ゼミ生も含む)が論拠を確認できるように出所をしなければならない。 **自分の意見でも、その論拠を説明。 !!1 そもそも *重要なのは次の点 *1)目的が明確か? *2)目的を達成するのに相応しいことが行われているか? ***データや先行研究のサーベイ ***正確、明確な定義 ***適切なワーディング **3)研究からなにがわかったか? ***目的に応じた知見、できれば新しいfindingsやアイディアがあるか? **4)期限内でどこまでするか? ***時間、能力の限界を踏まえて現実的に。 !!2 各ステップで重要な点 *目的を明確に *仮説を明確に *仮説はおおむね構成概念間の関係に関するものであることが多い。 **例  製品への関与度が高いほど情報探索を行う。 **製品への関与度 **情報探索 ***それぞれを測定するような項目を測定する必要がある。 **AAな人はBBする傾向が高い。 ***このように、人の特徴として仮説を設定するよりも、AA度の高さとBB行動には正の相関がある、といった概念間の仮説として述べる方が、学術的。抽象度もある程度、高い方がよい。 *適切な方法を選ぶ **適切なデータや事例を収集 **事例についてはできるだけ深く。 **データを集める前に分析方法を明確にしておく。 ***どの仮説を ***どの変数を使って ***どのような手法で分析するのか。。。 ***測定の尺度にも注意    メトリックな変数(足し算、引き算できる)とノンメトリックな変数(足し算、引き算できない) ***悪い例)回帰分析する予定です。  分析手法はそうかもしれないが、具体的にどの変数をどの変数で説明するのかが不明。  →変数の測定し忘れなどが生じる。 !考察、まとめ **目的に対応した考察を。 **支持されなかった仮説については特に考察が重要に。   !!3 構成について !!!下記の項目は必須。。 *表紙 **タイトル ***「広告についての研究」のような堅めのタイトルでもよいが、「なぜ広告を投稿するのか?」のようなものの方がわかりやすい。 **提出年月  年 月 **学籍番号→不要(HPで公開するものについては) **氏名 **アブストラクト(要約) *** この論文でわかったこと、結論を書く。1パラグラフ、数行。最大でも10行程度。 **キーワード ***数個から5個程度 *2ページ目(英語など) **1ページ目の内容を英語で *目次 *本文 **はじめの章 もしくは はじめに の部分では、各章でなにをするかを簡単に書いておくとわかりやすい。 **例)1章では、過去の研究をサーベイし、2章では、、、、、3章では、、、、 ***構成は自由。ただし、最後の章では考察を。 **各章の中で、節、項などで区切るとよい* **I 章 ** 1 *****についての先行研究 ** 1) **** による研究 ** (1)要素1         ・ **各章のはじめに その章でなにをするかを簡単に説明しておくと読みやすい。 **各章の最後には 各章の総括、まとめがあるとよい。 **まとめの図もしくは表(特に事例や先行研究レビュー)があると、さらによい。 **章の区切りは改ページもしくは 段送り *先行研究 **書き込み不足のものが多いので、詳しく。 **あとで使う概念を「」で明示 ***濱岡(2007)のように引用すればよい。論文タイトルは文中には不要。 **先行研究からの知見、課題をまとめる。 *事例 **書き込み不足のものが多いので、詳しく。 **事例についても複数した場合は、知見をまとめる。 *仮説 **根拠となる先行研究、事例があるものは明示 **体系的に提出 ***例 消費者の要因 ***プラットフォームの要因 **マーケティングでコントロールできる要因が入っている方がインプリケーションを導出しやすい。 *分析部分 **調査方法 ***対象者、方法、回答人数など記述 **単純集計 ***従属変数になるような重要なものはグラフをいれて解説。 ***5段階ものは折れ線グラフ。 **分析結果 ***複数仮説はなるべく一括して検定できる重回帰、SEMで。 ***結果の表示→必要な情報の提示(R2,RMSEA,Nなど) ***図表 だけでなく説明を。 *考察 **先行研究との結果の対比 **事例、先行研究、仮説、結果などを関連づけて考察 ***例「、、、の事例(の研究では)では,,となっていることから、,,という仮説を設定したが、棄却された。、、、それは、、、、の違いによると考えられる。」 *実務へのインプリケーションなど **結果や事例研究を踏まえてをまとめる。 *今後の課題 **自分たちの研究の反省点(ワーディングの問題、サンプルの偏り・サイズ)だけでなく、アカデミックな研究として、どのような方向があり得るかも記述。 ***例 本研究では取り上げなかった、、、についての研究をする。 ***先行研究と異なる結果が得られたので、その原因を探求する。。。 など *謝辞 **ヒアリング先などあれば *参考文献 **著者名、発行年、タイトル(雑誌の場合は記事名と掲載誌名、Vol, No.も) **学術論文の場合、あまりに世俗的な本(通称バカ本)は避けた方が良い。 ***例 1分間でわかるマーケティング   ***大学でより高度なものを習っている場合は、引用すべきではない。   *付属資料 (あれば) **調査票やRからの生出力などはこっちに。 !!4. 細かい点 *概念など **明確、正確に定義されているか? **仮説にふさわしいワーディングか? *体裁など **ページ番号をフッターに **段落の 始まりは1文字下げ **言葉づかいは統一(ですます、、である など) **論文らしいことば使い。 ***仮説を立てる  →仮説を設定する。 ***話を進める   →議論を展開する。 考察を進める。  など。 **ですます よりは である調。 ***ただし 無意味に受け身調にする必要はない。 **専門用語も統一 ***例 製品に対する関与  製品インボルブメント    など同じことを指すのならば統一。 **仮説とそれらが支持されたか否かの一覧表が最後にあると 考察しやすい。 **有効桁数 ***アンケートデータの場合、せいぜい3桁。 *** Rでは optins(digits=3)で設定可能。 *図表 **適切なタイトルをつける。 **説明をかならずする。 *** 例  **** を図表 *** にまとめた。 ***説明しないのならば、付属資料もしくは削除。 **統計ソフトからの出力そのままではなく、変数名は日本語化 **複数のモデルを分析した場合は、最後にでも一覧表にするとよい。    例            モデル1      モデル2           偏回帰係数(t値)    説明変数1   1.25 (6.99)***   1.25**       説明変数2             1.05    説明変数3    ......     R2     修正R2    注)*** 1%水準で有意、、、、、、     本文に載せるのは この程度でよい。 *引用 **自分の考えと他者からの引用を明示。下手すると盗用になる。 **文章や概念そのまま引用の場合 ***「自分の考えと他者からの引用を明示。下手すると盗用になる。[Author(2003),p.12]」 **図表 の場合も ***図表 の下に   出所) をつける。 ***図表 を修正して引用したり、基づいて作成する場合。    出所) **** に基づいて作成。      出所) **** に基づいて筆者修正。 **事例など ***文章中もしくは脚注に   この事例は ***に基づいて作成した。 のように情報源を。 *仮説の設定部分 **設定の根拠を説明。 **先行研究を参考にしたのならば、そのことも明記。 **1 2 3 など単なる数字ではなく、下記のように仮説であることを明示。 ***仮説1 ******と*****には正の相関がある。 ***H1 ******と*****には正の相関がある。 *仮説の検定 **仮説ごとに説明。係数の値と有意水準なども例えば下記のように本文で紹介。  ****の係数は 9.66で1%水準で有意である(t=9.66,p<0.01)。よって次の仮説は支持される。  H1 *******  !!5.再度確認 *内容、構成 **目的は明確か? **目的に応じたデータ、分析が行われているか? **正しい分析方法、解釈か? *体裁 **論文らしいか?   言葉使い   内容、構成?    過去の文献サーベイなどが行われている。    これまでの研究からの知見、限界がまとめられている    なんらかの新しい知見がある。 *校正 **再度読み直してみましょう。 **家族や友人にも読んでもらいましょう。 *引用などのスタイル **引用の仕方など細かい点は学会によって異なります。私の所属する学会では細かくは規定されていないので、[心理学会のものを参考までにリンクします|http://www.psych.or.jp/publication/inst.html])